
ソーラー車椅子バギー? |
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九州と同じ大きさのシンプソン砂漠 |

大仲先生の報告 |
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及川さんの講演の様子 |
12月6日(日)に茨城県立医療大学で開催された研究会に参加したが、新しい知見と大きな刺激を得ることができ大変有意義であった。
10時からの前半の部では、次の4題の発表・報告があった。
1 大仲功一(茨城県立医療大学)神奈川県スキー連盟による「障がいを持つ人のためのスキー教室」
2 鈴木聖一(水戸赤十字病院)卓球クラス分け国際資格の取得の道のり
3 菅谷郁夫(守谷第一病院)障害者と砂漠を渡る
4 橘 香織(茨城県立医療大学)
1の演題は、年々、スキー/スノーボード人口が減る一方、高齢者や障害者の要望は高まりつつある。この要望に応えようと神奈川県スキー連盟はハンディキャップ委員会を設け、施行錯誤の結果、障害者に対するスキー教室を確立した。茨城県では実行可能かと問いかけるものであった。
2の演題は、障害者卓球協会からの依頼で、鈴木先生が国際資格を取得するまでの過程についてのお話だった。卓球に関しては国内では先生しかクラス分け委員はいないということだった。
3は、ソーラーパネルを取り付けた電動車いす(バギー車で、名前はソーラーキャメル)で、オーストラリアのシンプソン砂漠を冒険した苦労話を、面白可笑しく紹介された。
4は健常者を取り入れたカナダの車いすバスケットボール事情を、功罪を交えてお話された。なお、日本の車いすバスケットボール界は参加チーム数、参加者の減少に伴い、来年度から女子の部では健常者の参加を認めることにしたという報告があった。ただし、数年後にその検証をということである。
後半の部は、NPO法人Jキャンプ代表の及川晋平さん(元日本代表)の「車椅子バスケというスポーツの力」と題する講演で、アメリカの大学に留学し、帰国後、Enjoy(誰もが楽しむことができるカリキュラム), Basics(誰もができる車椅子バスケットボールの基礎〜障害のあるなしに関わらず〜), Science(根拠があること、説明できること)をキーワードにNPO法人Jキャンプを立ち上げ活動している、その経緯や目標などをお話しされた。経験や健常者に対する方法を安易に持ち込むのではなく、科学的根拠や必ず説明できること、それから障害者の視点を重視するという話がとても参考になった。
今回の研究会は、大学あるいは病院のドクターの報告が中心であったが、内容は非常に考えさせられるものが多く非常に充実したものであった。県内に、障害者スポーツ研究会という組織を持っているのは北海道と茨城県だけかと思うが、こういう利点をこれから生かしていきたいと思う。
平成21年12月7日